宮城酒王決定戦

宮城酒王 ver3.5
イベントレポート和而不同

2023年6月24日、「宮城酒王 ver3.5 ~和而不同~」が開催されました。(※公式イベントではありません。個人のイベントです)

今回は3.5ということで、酒王を選ぶ戦いではなく、唎酒を楽しんで行ってみようという会になります。
サブタイトルの 〜和而不同〜 は論語からの出典となるのですが、誰からも理由など聞かれなくて寂しい思いをしました。

会場は宮城県知事公館をお借りしました。
緑が萌える素敵な会場です。外は借りていないので中庭に出ることはできませんが窓から見える景色だけでもなかなか悪くありません

今回のイベントで用意されたお酒は全部で14種類
それぞれ一升瓶か4号瓶2本の容量があるため、会場にいる約30名で飲み切るためには1人800ml飲める計算となります

唎酒のイベントは今回で5回目となるのですが、未だに泥酔して他の方に迷惑を掛けた方はいないので、唎酒を嗜む方は品がある飲み方を心得ているのか、よっぽど酒に強いかのどちらかということがわかりますね

今回はイベント1とイベント2で2つルールがあり、イベント1は10本の日本酒を使用したマッチングゲームとなります

まず前半で10本のラベル付き日本酒を自由に飲んでいただきながら自分なりの唎酒メモを取り味を覚えます。
そして後半では透明瓶に入った日本酒を前半のメモを参考に当てていただきます。

Aブース

  • 阿部勘 特別純米
  • 一ノ蔵 特別純米酒 大和伝
  • 勝山 純米吟醸 鴒
  • 浦霞 純米吟醸 No.12
  • 日高見 純米大吟醸 助六

Bブース

  • 綿屋 純米酒 阿波山田錦
  • 黄金澤 山廃純米酒
  • ZAO Inspiration
  • 天上夢幻 辛口特別純米酒
  • 伯楽星 純米吟醸

上記が今回のイベント1で使用された日本酒です。
宮城酒王イベントではイベント中に好きになったお酒をふらっと買っていただきたいという気持ちと普段飲めるお酒を唎酒できてこそ唎酒猛者と言いたいという信念のもと、なるべくそこらへんで買えそうなお酒を選んでおります

決して希少酒を集めるのがめんどくさいからではありません。

そんなこんなでイベント開始です。
唎酒師とsake diploma的唎酒方法の説明を行いましたが、結局は唎酒能力が高い人に直接聞くのが一番わかりやすいので2代目宮城酒王 三浦さん(白いシャツ)にお任せです

酒王以外にも当イベントには優秀な唎酒能力を持つ方が集まっているので、よくわからんけど唎酒やってみたいなと思っている方も周りとお話しながら楽しんでいただければと思います。という丸投げ

今回は相談ありのイベントということで、組んだ相手のメモをだけを見てお酒を当てるというルール下でのタッグマッチを推奨しておりました。
普段美味しく感じるものが同じと信じていた相手が、実は全然違うお酒が好きだったという展開を見たいというそれだけのルールです。

しかし、みなさん思ったより真面目に真剣に唎酒をしていたため、タッグでキャッキャしている方々は発見できませんでした。。。

お酒1本1本をちゃんと味わい、自分の中で言語化していくという行為は結構楽しい。
せっかく日本酒という手間のかかった醸造酒を飲むのだから、できる限り意識して飲んでいきたいですね。

そんなこんなでイベント1終了です。全問正解者が1人出ました。
一升瓶と4号瓶で温度の変化がかなり違うせいか意外と難問になってしまいましたがそこも乗り越えて唎酒できるのはすごいですね

そして、そのままイベント2が始まります。
イベント2は高級酒当てゲームと題しまして4本の中から4号瓶で10,000円を超えるものを当てていただきます。
他の3本は一升瓶で2,000 ~ 2,500円のものなので、最大13倍の価格差となりますね。

高級な酒というのはブラインドで飲んでもすぐわかってしまうものなのか、それとも安くても良い酒が比較対象なら違いは大きく感じられないのか…?

…結論から言いますと、高級酒の正解率は30%ほどで残りは綺麗に3つで分散されておりました。

「自分が一番美味しいと思うものに並んでいただければ大丈夫です」と声を掛けてこの結果となりましたが、高級酒が圧勝とならない所に日本酒の難しさを感じます。

私は一番安いあたごのまつ鮮烈辛口が一番美味しいと思ってしまったので、今後高級酒は投げ捨てて鮮烈辛口を愛飲していきたいと思います。

良い笑顔!
ご参加いただいた方々、お手伝いをしてくれた方々に改めて感謝です。

誠にありがとうございました!!